ミスターデンジャーの社員教育

私が言いました。

「空が曇って来た






答えた、

「風雲急を告げる











私、

「日が長くなって来た。7時なのにまだ明るい







「地球の回転が速くなって来たな













君の、今日のつぶやき


「暑い太陽が、日本に近付いて来ている
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ミスターデンジャーの社員教育速報

120628.jpg


私が、君に言いました。



「今週の週プロに、写真が出ていたよ

(後楽園事件簿)











君は、

「僕ですか?

と答えました。








「あんたじゃないよ

俺だよ、俺







たしかに出ていた事が、無い訳ではないが…


(写真、誰かはあえて言いません)

ミスターデンジャーの社員教育5

カレーマンが、

「相談があります」


と訪ねて来ました。




私は、「店はどう?」と聞きました。


「店は赤字です



「どうやって生活しているの?」



「店の残り物を毎日食べています


「それでどうするの?」



「ここで勉強して、また店を…」






私は、

「もう店はやめなよ
商売には向いてないって

勤め人になりなよ
年老いた母親と、たしか障害のある妹さんがいたでしょう




彼女とは、また連絡取っているの?」



「はい



「だろうね。10年来の夫婦みたいな雰囲気だったもんな。あの子とは切れないでしょう

どう考えても、最終的には結婚だろうね。


全部面倒見るから、ここで働く?」


と聞くと、

(カレーマンは、勤務態度が真面目で、うちのスタッフの受けが良かったのです)


「はい


と返事をしました。









しかし、それから一切の連絡は来ず、


やはり、かなりいい加減な人間だとわかりました。





この、カレーマンシリーズの、書き込みで、


ミスターデンジャーの姉妹店だった、ステーキジャックへ面接に行っていた事がわかりました。


「母親が、やっているスナックを、昼はカレー、夜はステーキの店にしたいと言っていたとか…」





うちに、来なかったのは、


「商売はもうやめな」


と言われたからかも知れません。












そして、最近、ふとした事から、カレーマンの消息を聞きました。




ミスターデンジャーに時々、来店する、女性の美容師さんが、



「カレーマンさん、うちの美容院に来ているんです


いつも松永さんの話ばかりしていますよ





まあ悪口を言われているような、感じでもありませんし、


カレーマンは、私と商売の話をするのが、好きでしたから、その時の話でしょうね。






私は、美容師さんに


「カレーマンは、今は何をしているんですか?」


と聞くと、



「ステーキ屋さんで働いています


との事。




そのまま、そこで勤めを続けて、



また、新たに店を始めない事を願いたいですね。







ミスターデンジャーの社員教育4

カレーマンから、店をオープンすると言う連絡が来ました。


あまり興味は無かったのですが、他の用事で近くを通り、


「そう言えば、たしかこの辺だった


と思い、立ち寄りました。




カレーマンに、

「彼女は?」と聞くと、


「別れました」

との事



理由は、

「とにかくカレー屋カレー屋


と言う彼女と、


「利益を出さなければ話にならない


と言う、カレーマンのお互いの主張の溝が埋まらなかったとの事…




カレーマンは、

「そこだけは、譲れません

と言っていました。






「彼女は、どうしてるんだろう?」


と聞くと、


「軽自動車で、インドカレーの移動販売をやると言っていると、共通の友人から聞きました」


との事


(未知数な新しい商売ではありますが、あまりピンとは来ませんね)






しかし、利益利益と言っている、カレーマンの店は、


昼は、カレー屋、夜は居酒屋

(内装は完全にスナックでした。)




改装も全くしなかったようで、

私は、スナック仕様の、赤く低く、丸い形の椅子に座り、


日本の、米の上に、かけたインドカレーを食べました。



まあ、味は不味くはありませんが、スナックの内装で、膝の高さ位の低い、テーブルで食べるカレーは、やはりしっくり来ず




カウンター席も、少しばかりあるにはありますが、



ランチタイムに、カウンターが埋まると、このスナックのテーブル席で、


お客さんが、カレーの皿を手に持って相席で食べる、光景を想像すると、異様に感じました。








店の壁には、

「タンドリーチキン、シークカバヴ」

など、インドカレー屋の、定番メニューが、書いてあり、


「これ、作れるの?」


と聞くと、


「予約制にしました」


と言っていました







それ以来、カレーマンと会う事はありませんでしたが、





数年後、



「相談があります


と電話が掛かって来ました。








つづく

ミスターデンジャーの社員教育 カレーマン3

カレーマンが、ミスターデンジャーで働き始めて、


1ヵ月程経過した頃、デンジャーのスタッフから、ある話を聞きました。






「カレーマンには彼女がいて、その彼女とは、カレー屋を一緒に始める為に、

同じカレー屋で、働いていて、その彼女は、まだカレー屋にいるみたいです。

そしてその彼女は、純然たる、インドカレーの店がやりたくて、ステーキ屋で働いている事を快く思っていないらしいです








私は、カレーマンに聞きました。

すると、


「実は、そうなんです。彼女頑固で、インドカレーの店をやると言って譲らないのです。多分ステーキをやるのは難しいです






私は、

「そう言う事は、早く言ってもらわないと

人が足りていない状態で、来るまで3ヶ月待って、これだけ、毎日、かなりの時間を裂いて教えているのに、やる気がそれ程無いんなら、

入れた理由が無いよ










そして、数日後に、カレーマンは彼女を連れて来ました。


閉店後、デニーズで、3人で食事をしながら、


私は、今までの、自分の経験の話をしました。


すると、彼女は、目を輝かせながら、興味を持って聞いていました。


彼女は、

「みんな、儲かった話や、自慢話とか、いい話しかしないから

と失敗談を聞けた事に、ご満悦の様子。








私は、

「本格的インドカレーの店なんかやったって、CoCo壱番屋に負けるよ。

CoCo壱に勝ちたいなら、CoCo壱の、形態を、そっくり真似して、

あれより、美味しいカレーを開発して、トッピングの揚げ物は、冷凍や出来合いを使わず、自分達で、手作りをする。

野菜もシーフードも、冷凍を避けて生を使う。

大変だけど、個人店が、大手に勝つには、それしかないよ。



まあでも実際に、ステーキの仕込みをやってみてわかったでしょ(カレーマンに対して)


昼はカレーで、夜はステーキの店をやりたいと言っても、手間の掛かるインドカレーと、手間の掛かるステーキの仕込みを両方は出来ないでしょう










そこで、カレーマンが、ポツリと

「僕ステーキ屋をやろうかな


と言いました。




すると、彼女の機嫌が悪くなりました



「私達は、インドカレーの店をやる為に、勉強をして来たんです



そしてカレーマンに対して、激昂



「私達は、カレー屋をやる為に勉強して来たんだよね~









私は、彼女が少し席を外した時に、カレーマンに言いました。


「彼女、頭硬いね~

どれだけ、厳しい修行をして来ていても、方向性が間違っていると気付いたら、、すぐさま過去を捨てる、柔軟さが無いと、商売にしても何にしても難しいよ。


わざわざ負け戦をする必要無いしね



まあでも、後は、二人で相談してよ。ここから先は、俺は関係ないから」




と言い、帰りました。











そして、翌日、二人でやって来て、彼女がカレーマンに鋭い視線を投げる中、


カレーマンが、


「インドカレーの店をやる事になりました


と言いました。







私は、受け入れて、


カレーマンには、店を辞めてもらいました。










そして、数ヵ月後、カレーマンの店が、オープンする事になりました。








つづく
プロフィール

松永光弘

Author:松永光弘
Mitsuhiro Matsunaga

学生時代より相撲、空手の修行に励み、1989年10月FMWにてプロレスデビュー。以降W★ING、大日本プロレス等の団体を渡り歩き、ファイヤー・デスマッチ、五寸釘デスマッチ、サソリサボテン・デスマッチ、裸足蛍光灯デスマッチ等の危険且つ過激な闘いに身を投じる。1997年4月東京都墨田区にステーキ店「Mr.デンジャー」を開店。自ら厨房に立ち、仕込みから調理まで腕を振るう日々を過ごしている。

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